曲の最初の２小節を使ってて
意外に知られていないイントロの方法としては、
曲の最初の２小節を使う方法です。
これは、私がプロのピアニストに教えてもらった方法なのですが、
私もジャズピアノを始めて１年目の頃はとてもイントロが不得意で
自信がなかったのですが、そのプロのピアニストが主催する
クリニックに参加したときに教えてもらえた画期的なイントロ方法だったのです。
先の章で紹介した曲の最後の４小節や８小節を使ってイントロを
演奏すると、『校歌』や『民謡』みたいな感じがして
少しカッコわるいイメージになってしまいます。
ですが、曲の最初の２小節を繰り返すだけのこの方法は
そんなかっこ悪いイメージはなく、しかも曲の最初のコードなので
バンドのメンバーもいつでも入りやすい状態になるわけです。
もし、曲の最初の２小節が１つのコード１発だとした場合には
この方法は使えませんが、そうでない場合は
是非この方法を試してみて下さい。
やりかたは、左手でベースの音、右手でコードを弾けば良いのです。
リズムが伝わりやすいように、スウィングを強調したリズムで
バッキングだと思って最初の２小節を繰り返します。
バンドのメンバーに対しては目で合図すると良いです。
もし、それだけではメンバーに入る合図にならない場合は
先の章の最後に紹介した、ＩＩｍ７−Ｖ７を最後に弾くと
より一層メンバーが入りやすくなります。
是非試してみて下さい。