電子ピアノの選び方
電子ピアノを選ぶ際に注目すべき点について紹介します。
電子ピアノ比較では、下記注目点について比較ができるように
まとめておりますので、是非ご覧下さい。
鍵盤
88鍵のものが良いです。(本物と同じ)
メーカーにより名前が異なるのですが、グレードハンマー方式等、
スプリングを利用しない本物のハンマーアクションと同じ構造をもった
鍵盤を選びましょう。
(通常低音は重く、高音は軽く出来ています。)
鍵盤の重さはできれば試弾してから、一番気に入ったものを
選ぶのが良いです。
どの重さが良いか迷った場合には、私が試弾した感想を紹介しています
よかったら、参考にしてみて下さい。
タッチレスポンス(指弾感度)がボタンで選べるものもあります。
ハード、ノーマル、ソフトがあり、同じ強さで弾いた場合でも
出てくる音量がこの設定で変化します。
最大同時発音数
32音と64音のものがあります。
ペダルを踏んだ場合など、音が途切れずに積み重なった場合に
それぞれ32音まで、64音までしかならなくなります。
できれば多い64音を選ぶほうが良いでしょう。
音色
本物のピアノの音をサンプリングされており、それを再生するため
電子ピアノか本物か区別つかないくらい綺麗な音がします。
これも好みがあるため、実際に試弾して確かめた方が無難です。
もし、音色のよしあしが区別つかないのであれば、
私が試弾した時の感想を紹介しますので、参考にしてみて下さい。
効果(デジタルエフェクト)
リバーブ(残響)は標準でつきます。
ホールで演奏したような音に変わります。
自宅の本物ピアノでは味わえない機能です。
リズム
メトロノームは標準でつくことが多いです。
このほか、ドラムのパターンを演奏する機種もあります。
最低限、メトロノーム機能がついたものを選びましょう。
録音機能
自分の演奏を後で聞きなおすことや、ベースの音を録音しておき
さながらデュオ、トリオを自作自演できます。
この機能は、ジャズを始めたい方は必ずついたものを選んだほうが
よいでしょう。
録音トラック数は2つ以上あれば言うことなしです。
入力出力端子
ヘッドフォン端子は2つ以上ついたものを選びましょう
深夜の練習に使えますし、演奏を誰かに聞かせてあげたいときに
2つ以上あると便利です。
AUX端子は、MDなどの記録媒体に録音したい場合に
この端子にラインをつなぐことになります。
演奏をMD等に録音したい場合には、AUXがついたものを選びましょう
MIDIは他の音源を使って演奏したり、DTM(デスクトップミュージック)
などで、ピアノの鍵盤で弾きたい場合などに利用します。
利用幅が広がるので有った方がベターですが、
上記のような利用法をしないのであれば、無くても良いです。
ペダル
固定式(電子ピアノのスタンドと一体化)や、付属品でどこにでも置ける
ものと2種類あります。
もしライブなどで持ち歩きたいのであれば、付属で使えるタイプが
可搬性に優れています。
固定式の場合で2つペダルが並んでいる場合、
右側がダンパーペダルといい、踏んでいる間は音が途切れなくなります。
左側のペダルは消音機能があり、踏んでいる間は音が小さくなります。
通常の演奏では使用しません。
3つある場合には、真ん中は少し変わった機能になります。
ピアノの弦は1音につき、3本のピアノ線で構成されているのですが
通常はこの3本を同時にハンマーが叩いて音をだします。
真ん中のペダルを押すとハンマーがピアノ線1本分横にずれるため
2本のピアノ線を同時に叩くことになります。
結果として若干の消音効果と、微小ですが音も変わります。
(実際のピアノの構造の話です。)
ペダルは1つあれば、普段の演奏には十分です。
スピーカー
本体についている方がベターです。
昼間の練習時に利用したり、ライブ演奏される場合には
モニターになるので、非常に便利です。
スピーカーが無い場合には別に購入した方が良いです。
一度にたくさんの人に聞いてもらいたい時に重宝します。
重量
通常10キロまでであれば、部屋から部屋、部屋から車など
もち運びが可能です。
20キロを超えると2人以上でないと持ち運びできません。
据え置きにするのであれば気にしなくても良いですが
持ち運びする可能性があれば、上記を目安に選んでみて下さい。