コード毎に使えるテンション
ジャズで言うテンションとは不協和の音を意味します。
では、具体的にどんな音がテンションか?ですが、これは協和する音以外の音と考えれば
簡単に分かる事です。
つまり、協和するダイアトニックコードである1,3,5,7度の音以外の音である
2,4,6度の音がテンションといえます。
ですが、テンションと呼ぶ際には通常ルートからみてオクターブ上の2,4,6度のこと
を言います。よって、9,11,13度になります。
そして、コードによって使えるテンションが異なってきます。
♭9 | 9 | ♯9 | 11 | ♯11 | ♭13 | 13 | |
メジャー | × | ○ | × | × | ○ | × | ○ |
マイナー | × | ○ | × | ○ | × | × | ○ |
ドミナント7th | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
9,13thコードは上の3コードではどれでも使用可能です。
メジャーコードのみで使用可能なのが♯11thです。
そして、マイナーコードのみで使用可能なのが11thです。
初心者の方にとっては、いきなりテンションを全て覚える事は難しいと思います。
アッパーストラクチャートライアドというものがあり、この方法を使うと簡単にテンションが
使えるようになります。
この方法は後ほど右手の作り方というところで紹介いたします。