音程(インターバル)について
いきなりコードの押さえ方を記載して「覚えて下さい!」というのは
非常に簡単なのですが、それでは応用力がつかないので、
すこしコードを理解するに当たって必要な知識を身につけて頂きたいと思います。
音の英語読み
小学生の頃、日本音階”イロハニホヘト”という読み方を習ったと思います。
(思い出したでしょうか?)
”ド”の音が”ハ”と呼ばれ、”ドレミファソラシド”は”ハニホヘトイロハ”に相当するのです。
英語読みでは”イロハニホヘト”は”ABCDEFG”にあたります。
ですので、”ド”の音は”C”で表されるのです。
”ドレミファソラシド”は”CDEFGABC”に相当しますので、是非覚えて下さい。
ウンチクですが、ジャズはアメリカが発祥ですから、”アー、ベー、ツェー・・・”と
ドイツ語で読むのはナンセンスです。
英語読み”エー、ビー、シー・・・”で読みましょう
音程(インターバル)
音程とは、二つの音の隔たり、距離を表します。
よく耳にするオクターブという言葉があると思いますが、これも音程になります。
基音(ルート)からみて8音目にあたる音をオクターブと呼び、完全8度と呼ばれます。
この完全という言葉の由来は、協和する音を意味していると解釈して下さい。
4度と5度(ルートを『ド=C』とした場合の『ファ=F』と『ソ=G』)も完全という言葉がつき
完全4度、完全5度と呼ばれます。これも、協和するためです。
詳しい理由は倍音(オーバートーン)に関わってきますが、ここでは説明を
省かせていただきます。興味があれば倍音について調べてみてください。
それ以外の白鍵は長(メジャー)という言葉がつきます。
長2度(レ=D)、長3度(ミ=E)、長6度(ラ=A)、長7度(シ=B)
一度整理します。(ルートをCとした場合)
そして、その”長”や”完全”とついた音が♯、♭された時には下記の法則にしたがって
名前が変化します。
つまり、
長3度の音を半音下げると短3度
完全5度の音を半音下げると減5度
完全5度の音を半音上げると増5度
そして、英語読みを紹介すると、
減 | 短 | 長 | 増 |
Diminish ディミニッシュ |
Minor マイナー |
Major メジャー |
Augument オーギュメント |
さて、ここまで来れば、いよいよコードについての説明が出来そうです。
上の表を見て既に「なるほど!」とうなずけた方は多少コードについてご存知の方です。