ブルーノートを使ってアドリブ
いきなりアドリブとなると、初心者の皆さんにとっては
何を弾いたらいいのか見当つかないというのが実情だと思います。
私も初めてアドリブした時はそうでした。
そして、初めてのアドリブは何を隠そうブルースでした。
その頃は、弾いてはいけない音は・・・など色々考えながら弾いていて
スゥイングする事もままならない状態で、ソロの出番が回ってくると
かなり緊張して、無茶苦茶弾いていたと思います。
でもこのブルーノートスケールを覚えてからはスグに、上手に(?)聞こえるように
アドリブが出来るようになりました。
アドリブには間違いはありません。
弾いてはいけない音(アボイドノート)を考えるよりも、弾ける音(アベイラブルノート)
を覚えていくことが大切です。
前置きが長くなりましたが、ブルースで利用ができるブルーノートスケールを使った
アドリブ方法を紹介します。
5章のスケール編 5-3.ブルーノートスケールで既にご紹介しております。
今回のブルースはFブルースですので、ルートをFに置き直すと下記のようになります。
ダイアトニックスケールの3度、5度、7度をそれぞれ半音下げたものを
ブルーノートスケールと呼びますから、Fの3,5,7度の(A音,C音,E音)を半音下げる
事になります。
このスケールの音を自由に組み合わせて短いフレーズを作る練習をしてみて下さい。
長さは1小節で完結するものからチャレンジしてみて下さい。
例えば下記のように。
同じフレーズを何度繰り返しても良いですし、音使いは同じでリズムを変えてみたり
自由にフレーズを組み立ててみて下さい。
そして、ブルースではコード進行に捉われずに、ずっとこのFブルーノートスケールを
つかったフレーズで演奏して問題ありません。
逆に、その方がカッコよく演奏できます。
ブルージーなフレーズを沢山作ってみて、それらを自由に組み合わせて
アドリブしてみて下さい。
ここからは、皆さんのセンスにかかってきます。
ブルーノートスケールとコードトーンのみを使ったアドリブを録音しましたので、
参考にしてみて下さい。
blues_adlib_01.mp3(628KB)