IIm7-V7での実例その1
アドリブの実例を紹介していきます。
まずは、ターゲットノートを決めていきたいと思います。
ここでは、有名なジャズスタンダードの曲 枯葉のコード進行を使って
アドリブの実例を紹介していきたいと思います。
ターゲットノートは、各コードのペンタトニックから選ぶことにします。
下の譜例を確認して下さい。各コードごとにターゲットノートを選びました。
1小節目-------------------
1拍目はCmペンタの短3度であるE♭音。
3拍目はCmペンタの短7度であるB♭音。
2小節目-------------------
1拍目はFペンタの長3度であるA音。
3拍目はFペンタの完全5度であるC音。
3小節目-------------------
1拍目はB♭ペンタの完全5度であるF音。
IIm7-V7-Iのコード進行はV7で不安定にさせた上でIで解決感
を出すドミナントモーションがメインと考えられます。
3小節目の1拍目までしかターゲットノートをおかなかったのは
ここでフレーズを終わらせて解決させたい為です。