ジャズピアノ

分散和音から始めよう

さて、実際にアドリブを実践・・・と思ってもなかなか弾けないものです。

私自身もそうでした。

アドリブの順番がまわってきて、いざ弾こうと思ってもカッコ悪い
フレーズでたどたどしく弾くしかありませんでした。

個人練習ではスケールの練習やバッキングの練習を
重点的にやっていたのですが、ことアドリブとなるとドラムや
ベースの音が無いと、うまく練習ができませんでした。

そういった意味でもマイナスワンCDは初心者にとって、
とても便利な練習道具だと私は思います。

私が上達し始めたのも、マイナスワンの存在があったおかげだと思っています。
コードだけが示されていて、いきなりアドリブ・・・というのはとても
ハードルが高いことのように思えますが、ピアノだからこそ、
有利なアドリブ方法があります。

それが、今回紹介する分散和音なのです。

もう、コードを見ただけで、和音の構成音が分かるようになっているでしょうか?

もしそうならば、後は簡単です。

そのコードの構成音を、バラバラに崩して弾くだけでアドリブが完成するわけなのです。

↓がその一例です。

まずはコード進行は、簡単のためにおなじみ、CメジャーのIIm7-V7-I です。

ジャズピアノ 分散和音 アドリブ

これを自由な配列、テンポでばらしてあげると・・・

 ↓の譜例のようになります。

ジャズピアノ 分散和音 アドリブ2

単純にばらしながら、上昇、下降を繰り返すフレーズにしてみました。

弾いて頂くと分かると思いますが、これでは少しジャズっぽく無い
フレーズと言えるかも知れません。

ですが、このフレーズを使って、次回紹介する
クロマチックアプローチを使っていくと、どんどん、ジャズっぽくなっていきます。

ですので、まずは、分散和音をアドリブ代わりに演奏する練習をしてみて下さい。

準備

豆知識

基礎

コード

スケール

バッキング

ブルース

おまけ

アドリブ

イントロ

比較

紹介