曲の最後の4小節を使って
曲の最後の4小節または、8小節を使ってイントロの代わりにする方法は
ジャズピアノ初心者が一番最初に覚えるべき簡単な方法だと思います。
右手はメロディーを弾きながら、左手でコードを押さえます。
これは、ソロピアノの練習をしている人なら誰でも簡単に
弾ける方法だと思います。
が、もしそれができないのであれば、コードをそのまま弾くのもありです。
左手でベースの音を押さえながら、右手でコードを押さえればよいのです。
ただ、この方法だとボーカルがいる場合には、ボーカルが少し
戸惑ってしまうかもしれませんので、
できればボーカルがいるときは頑張って右手でメロディーを
弾いてあげて下さい。
ただ、最後の4小節のコード進行が下記のような場合は注意が必要です。
それは、最後の2小節がトニックコードで1発になっている場合です。
例でいくと最後の4小節が下記のような場合です。
Dm7 / G7 / C△ / C△
つまり、最後の2小節がC△の連続なので、曲の最初への勢いが
なくなってしまうために、イントロとしてふさわしくなくなるのです。
この場合、簡単な解決策があります。
それは、曲の最初のコードから逆算したIIm7-V7を最後の1小節に
代理コードとして演奏すればよいのです。
つまり、例えば先ほどのコード進行でいくと、曲の最初がC△だったとした場合
そのコードから逆算してDm7−G7を最後の1小節に加えてあげれば
良いのです。
具体的にコードで例を説明すると、
Dm7 / G7 / C△ /Dm7−G7
こうすれば、曲の最初へスムーズな橋渡しができて、
バンドのメンバーも、ここが曲の始まりだな!と感じてくれるわけです。