ジャズピアノ

ダイアトニックハーモニー

Cから始める白鍵ばかりのスケールをダイアトニックスケールといいます。

そして、その上に3和音を重ねてみます。

これをダイアトニックハーモニーと呼びます。

それぞれのコードに、コードネームをつけると、下の譜面のようになります。

ジャズピアノ ダイアトニックハーモニー

左(C)から順番にそれぞれのコードネームの読み方を説明します。


読み方 特性 他の記譜法
CMaj7 メジャーセブンス トニック(T) C△7,CM7
DMin7 マイナーセブンス
D-7,Dm7
EMin7 マイナーセブンス
E-7,Em7
FMaj メジャーセブンス サブドミナント(S.D) F△7,FM7
G7 セブンス ドミナント(D)
AMin7 マイナーセブンス
A-7,Am7
BMin7(♭5) マイナーセブンス
フラットファイブ

B-7(-5)


ここで、特性の部分でトニック、サブドミナント、ドミナントという言葉が出てきました。

トニックとは、一番安定した状態を言います。

ドミナントとは、一番不安定の状態を言います。

サブドミナントは、ドミナントほど不安定ではありません。

曲では、トニックばかりが続くと、面白みに欠けます。

そこで、サブドミナントやドミナントが入ることで、曲中で不安定になる箇所が生まれます。

そして、その不安定感から安定に移る時に解決感が得られるのです。

ドミナントのまま曲が終わると、とても不安になってしまします。

コードにメジャー、マイナーという名前がついていますが、これはルートからみて
3度の音を表しています。

Cをルートとした場合の3度の音はE音になりますが、これが長3度の場合がメジャー。

半音下がった♭E音になると、短3度(マイナー)になるわけです。

メジャーコードは明るく、マイナーコードは暗いハーモニーになります。

ここで、G7はなぜメジャー7thじゃないの?と疑問に思われた方、
実は、メジャー7thのメジャーは長3度のメジャーではなく、
長7度のメジャーを表しているのです。

そして、長3度をあらわすメジャーは省略されているのです。

(長3度のメジャーを指して言うことはほとんどなく、仮に言うとすれば、
Cトライアド(3和音をトライアドといいます)の時のみです。)

ここが混乱するポイントですので、注意深く研究してみて下さい。

準備

豆知識

基礎

コード

スケール

バッキング

ブルース

おまけ

アドリブ

イントロ

比較

紹介