コンディミスケール
コンディミスケールは、コンビネーション・オブ・ディミニッシュスケールの略です。
コンビネーション(=組み合わせ)の名のとおり、
ディミニッシュの組み合わせです。
任意のディミニッシュコードを半音上げた
ディミニッシュコードと組み合わせるとできるスケールです。
言葉で表すと難しいですが、譜面であらわすといたって単純です。
下の譜例は、CdimとD♭dimのコードです。
この2つのコードを組み合わせてスケールをつくると
下の譜例のようになります。
(ルートをCとした場合のCコンディミスケールです。)
そして、このスケールの特徴は、半、全、半、全という風に
規則正しく並んでいる事にあります。
このスケールが使用されるコードはドミナント7thにあたります。
理由は、♭9,♯9,♯11,13等のテンションとして捉えられるコードが、
ドミナント7thであるためです。
このスケールは音の並びに規則性があるため、
同じ音使いのスケールが存在します。
C(condimi)=E♭(condimi)=G♭(condimi)=A(condimi) という具合になり、
音使いだけで考えると、3種類のスケールしか存在しないことになります。